Invisalign Step Up Program(インビザラインステップアッププログラム)(web:三軒茶屋)2019年第2回
2019年8月8日に、webでのセミナーを受講しました。7月、8月、9月と1回ずつの講演を受講するプログラムの第2回です。
今回の重要だと思ったところは、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の特性についてです。
インビザラインの得意とする動き、いわゆる得意技は、
1.大臼歯の遠心移動
2.臼歯の頬側拡大
3.前歯のcrown lingual torpue
です。これは、非抜歯治療に向いていることを明確にしています。
一方、前記に対して不得意なことは、
1.犬歯の近遠心歯体移動
2.上顎臼歯の近遠心歯体移動 (困難だが可能)
3.下顎臼歯の近遠心歯体移動 (非常に難しい)
です。2と3に関しては、上顎は海綿骨、下顎は長管骨のため、動きに違いが出てきます。
また、時々、臼歯部が噛まずに前歯だけが当たることがあるのですが、
1.1mm以下の開咬であれば、アライナーの使用時間を短くする。
2.1~2mmの開咬であれば、アライナーを装着しながら垂直ゴムを使用。
3.2mm以上の開咬であれば、臼歯部のアライナーをカットし、臼歯部が挺出経過を見ていく。
このような知識が整理されていないと、予定より治療期間が延びたり、最悪の場合、個性正常咬合が確立されないこともあります。
今回の内容は、専門用語が多いですが、興味のある方は是非、カリフォルニア矯正歯科 三軒茶屋のHP(https://www.california-kyousei.jp/)から、24時間web相談または、お電話をいただき(03-5787-8107)、私院長が相談に乗ります。
2019年8月21日 (水)
カテゴリー:マウスピース型矯正装置Q&A